当会議では、カイロプラクティックの資格法制化を目指した会議を重ねており、行政担当官より法制化へ向けて業界が解決すべき課題が示されています。中でも、消費者保護の観点から「利用者が危険な療法者を見分けることができる業界環境の整備」が最優先課題であり、次に国内大学(若しくは専門学校)でのカイロプラクティック専門教育の実現による「質の高い療法者の育成」が最重要課題に挙げられています。
これら課題の早急な解決を目指す検討協議の結果、2段階の『資格認証』を柱とする全体計画が採択されました。
制度の全体構想としては、喫緊の課題に対応すべく、療法者としての臨床能力と最低限の安全性を基準とする『徒手療法師』資格認証を第1段階に置き、次いで、業界が理想とする『カイロプラクティック』基準を、上位・専門認証として第2段階に上積みする計画となっています。
まずは、『徒手療法師』資格認証を2020年10月1日より開始しました。将来の国家資格化を目指して、業界環境整備を進めて参ります。